第3回クラサン杯
サイドに、クラサン杯に関するツイートを貼ってみたが、ツイッターでは全然盛り上がっていない。設定の仕方を間違えているのかとか、貼る意味あるのかとか思ったが、現状を知るぐらいの意味はあると思ったので。
第1週の中間結果が発表された。アンケート集計だけなのか、編集部審査も加わっているのかがわからないが、
結果は、
1位 エントリーNo.9
地味男と獣
(岡田佳也:新潟県 長岡造形大学)
2位 エントリーNo.1
8-HACHI-
(ズッキーニモモコ:北海道 札幌マンガ・アニメ学院)
3位 エントリーNo.4
貧乏神と申します
(気狐:栃木県 宇都宮メディア・アーツ専門学校)
今回から3位までの発表になった。
意外と順当な結果だった
(そのわりに予想は当たっていないが)。
3位の「貧乏神と申します」は、最近の時代劇人気といっていいのかわからないが、時代劇を新鮮に思う人が増えたことの反映なのだろう。昔から時代劇を見てきた者にとっては、話自体はありがちで、そこに何を乗せるかが重要になるため、いろいろアラが目立つが、この手のものを初めて見る人には、重厚な人間ドラマに見えるのかもしれない。
第2週
管理人のおもしろかった順に掲載。
エントリーNo.17
オレと魚の青春劇
(小池彩香:愛知県 日本マンガ芸術学院)
トラウマから魚を触るどころか
見ることもできなくなってしまった主人公のもとに、
人魚姫だと名乗る
人の手足を生やした魚が現れて・・・。
話はちょっと安易なような気もしたが、
主人公が魚のために何とかしてやろうと
もがくところに変な迫力があり、
説得されてしまった。
間の取り方がよく、メリハリがきいていて、
おもしろく読めたが、
ちょっとシュールなだけに
一般ウケはしないような気がする。
エントリーNo.20
ナナへの気持ち
(やまぎしたくみ:大阪府 大阪デザイナー専門学校)
元カノを吹っ切るために合コンに行くと、
元カノと同じ名前の女の子がいて・・・。
時計を小道具に、
次の恋に踏み出すまでの心の揺れを
静かに描いた作品。
人物の描き分けが甘かったが、
間の取り方がよく、淡々とした中に情感があり、
静かに胸を打った。
エントリーNo.14
鎖の森
(青竹東:愛媛県 河原デザイン・アート専門学校)
外の世界にあこがれる主人公は、
森の民の掟に反して、
よく森の入口に行っていたが、
あるとき、森の入口で
他部族の人が倒れているのを見つける・・・。
下手をすると説教臭くなりそうな話だったが、
主人公の言動が力強く描かれ、
説得力のあるものになっていた。
主人公のまっすぐな思いが貫かれ、
すがすがしかった。
エントリーNo.12
川瀬会長の一週間
(あの村その村:東京都 東京アニメーションカレッジ専門学校)
生徒会に、幼なじみの気持ちを知りたいと、
ごつい女生徒が相談に来て、
生徒会長はその女子と
恋人のふりをすることになるが・・・。
ありがちな話で、斬新さはないが、
手堅くまとまり、完成度が高かった。
多少強引に感じられるところもあったが、
テンポよく話が進み、楽しめた。
エントリーNo.18
がーるず☆ろっく
(伊藤愛朗:大阪府 大阪アニメーションカレッジ専門学校)
主人公は、
好きな女の子がやっているガールズバンドに
入れてもらおうと、メイド服を着て、
強引にライブに臨むが・・・。
勢いがあって、一気に読めたが、
山場での主人公の言葉に、
本当に反省しているのかと思ってしまい、
気持ちが冷めてしまった。
壁なんか突き破るんだという
強い思いは伝わってきて、爽快感はあった。
エントリーNo.19
アネモネ
(小川雅也:大阪府 大阪アニメーションスクール)
片想いの相手を失明させてしまい、
相手の望みをかなえることで、
償おうとするが・・・。
いかにも荒削りで、
女の子ができすぎという気もしたが、
主人公が自分にもできることがある
と気づいていくところが
そこそこ感動的だった。
さわやかな読後感だったが、
2人の距離が近づいていくというより、
女の子が待っていて、
主人公が自分の価値を発見する
というような話になっていて、
話が若干ぶれているように感じた。
エントリーNo.15
Bond!
(あかり:愛知県 総合学園ヒューマンアカデミー名古屋校)
元不良の主人公は片想い中だったが、
主人公作のキモカワな粘土細工が
恩返しに彼との仲を取り持つと言う・・・。
手堅くまとまっていて、
可もなく不可もなかった。
テンポよく話が進んで、一気に読めたが、
強く感情移入できるところがなく、
ただ楽しいだけに終わった印象だった。
エントリーNo13.
Heartful
(タカマル:東京都 東京工学院専門学校)
異能を持ちマジシャンをめざす主人公は、
今は亡き師匠の家を訪れるが、
そこに破門された兄弟子がやってくる・・・。
異能のバトルもの。
テンポはよく、一気に読めたが、
テンポがよすぎたためか、
やや単調で、やや盛り上がりに欠けた。
まっすぐな思いが伝わってきて、
読後感はよかったが、
その思いが作品にうまく反映せず、
ちょっと空回りしているような感触があった。
エントリーNo.16
IMAZINE-イマジン-
(若人:愛知県 トライデントデザイン専門学校)
想像したら
すごいことができてしまった主人公は、
目の前で幼なじみをさらわれ、
助けようと飛び出すが・・・。
話はできていて、そこそこ楽しめたが、
空回りしている印象を受けた。
用意したアクションを並べただけで、
場面間がぶつ切れになっている感があり、
アクションのスピード感が
テンポのよさにつながらなかったように思う。
想像力の検証に
ページを費やしすぎている感があり、
若干中だるみしていたが、
シーンを整理すれば、
もう少しテンポがよくなったのではないかと思う。
エントリーNo.11
少林寺拳法で変わろう
(清水りえ:東京都 専門学校デジタルアーツ東京)
主人公は敵なしの不良だったが、
女の子に
あなたは弱いと言われたあげくに負け、
少林寺拳法を習うはめになる・・・。
乱暴が得意なことと
真の強さは違うという話はよくあって、
王道の一つといえると思うが、
真の強さの表現が
少林寺拳法のお題目の説明にとどまり、
内容が伴っていなかったと思う。
少林寺拳法の宣伝みたいだった。
本筋とはあまり関係ないが、
口だけで表情を表しているものが苦手で、
そこでちょっと引いてしまった。
第2週は、そつなくまとまっていて、
なおかつ勢いのある作品が多かった。
過去のクラサン杯の作品に比べて読みごたえのある作品が多かったが、反面、勢いを取ったら何が残るだろうと思う作品も多かった。ただ、学生さんの作品にどこまで求めていいのかがよくわからない。
第2週中間結果予想。
1位 エントリーNo.12
川瀬会長の一週間
(あの村その村:東京都 東京アニメーションカレッジ専門学校)
2位 エントリーNo.18
がーるず☆ろっく
3位 エントリーNo.14
鎖の森
(青竹東:愛媛県 河原デザイン・アート専門学校)
眺めていたら、これしかないような気がしてきたが、そんなの毎回じゃん、そんではずれてんじゃんという内なる声が聞こえてきたので、きっとはずれていることでしょう。
極力自分の好みを排して、魅力的に見える順にしたつもりだが、単に勢いのある順のような気もする。
管理人のおもしろかった順1位の作品が1位になったら、うれしいが、それはないと思う。
第1週の感想||
第3週前半の感想
以下は、おもしろかった順20位まで。